日経平均株価、一時500円超高騰!米利下げ期待で市場活況
東京株式市場、米利下げ期待で急騰!
週明け25日の東京株式市場は、日経平均株価が一時500円以上値上がりし、4万3000円台を回復しました。これは、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が22日に行った講演での発言を受け、アメリカでの利下げ実施と景気の下支えに対する期待感が市場に広がったためです。
寄り付きから輸出関連銘柄を中心に買い注文が殺到し、相場を押し上げました。前週末の米国市場も大幅高となっており、この流れを引き継ぐ形となりました。
パウエル議長の発言が市場を刺激
パウエル議長は、米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で、雇用の下振れリスクに言及。基準となる経済見通しやリスクのバランスの変化が「政策の調整を正当化しうる」と述べました。この発言を受け、FRBが9月に利下げを再開するとの観測が高まり、NYダウは8ヶ月ぶりに最高値を更新、ナスダック総合株価指数も大きく上昇しました。
半導体関連銘柄が牽引
東京市場では、ソフトバンクグループ(SBG)やアドテスト、ディスコなど半導体関連銘柄に買いが入り、相場全体を牽引しました。東証株価指数(TOPIX)も続伸しています。
今後の市場の動向
テクニカルアナリストの伊藤智洋氏は、日経平均株価の短期シナリオとして、NYダウの大幅上昇の流れを受け、寄り付き値が上放れて始まる公算が高いと分析しています。目先の価格が19日の高値4万3876円以上へ上げる動きになるなら、本日は寄り付き後、すぐに上昇を開始し、4万3876円へ接近する展開が予想されます。
- ファストリやダイキンなど値がさ株も高騰
- ファナックやリクルート、ニトリHDが上昇
- 一方、KDDIやテルモは下落
- コナミGやバンナムHDも値を下げています
今後の金融政策や経済指標に注目が集まります。