漢方薬の謎を解明!FRONTEOのAI創薬技術がスゴイ
FRONTEOが漢方薬の作用メカニズムをAIで解析!
株式会社FRONTEOは、独自の自然言語処理技術を駆使し、漢方薬の作用メカニズム解明に挑んでいます。特に注目されているのは、同社が開発したAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory(DDAIF)」を活用した研究です。
先日開催された「第42回和漢医薬学会学術大会」では、「補中益気湯」の作用機序探索に関する口演発表が行われました。この研究では、DDAIFの解析手法を用いて、補中益気湯に関連する遺伝子ネットワークを構築し、そのメカニズムを詳細に分析しています。
なぜ漢方薬のメカニズム解明が重要なのか?
漢方薬は、複数の成分が複雑に組み合わさった「超多成分系薬剤」であるため、その作用機序の解明は非常に困難です。しかし、近年の科学的研究により、漢方薬の有効性を裏付けるメカニズムが明らかになりつつあります。FRONTEOのAI技術は、この複雑なメカニズムを解き明かす強力なツールとして期待されています。
DDAIFの自然言語処理技術とは?
FRONTEOのDDAIFは、自然言語処理技術(日米欧特許取得)を用いて、膨大な文献情報を解析します。これにより、一般的にはネットワークに落とし込むことが難しい漢方薬(補中益気湯)に関連する遺伝子ネットワークを構築することが可能になります。この技術は、創薬研究の効率化に大きく貢献すると考えられています。
第一三共との連携も
FRONTEOは、第一三共との間で、DDAIFを活用した毒性情報の解析に関する契約も締結しています。これにより、新薬開発における安全性評価の精度向上が期待されます。AI技術を活用した創薬研究は、今後ますます重要性を増していくでしょう。
- AI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory(DDAIF)」
- 自然言語処理技術による文献情報解析
- 漢方薬の作用メカニズム解明