緊急地震速報の過大予測、原因判明!もう安心?気象庁が発表
緊急地震速報の過大予測、原因はプログラムの不具合
8月18日に静岡県沖で発生した地震において、緊急地震速報の震度予測が過大になった問題で、気象庁は原因が東海沖に設置された地震観測システムの制御プログラムの不具合だったと発表しました。緊急地震速報は、地震の揺れが到達する前に、地震の発生を知らせるシステムですが、今回の件では、一部地域で実際の揺れよりも大きな震度が予測されるという問題が発生しました。
具体的には、地震計を制御するプログラムに不適切な部分があり、大きな揺れが発生した場合に、震度のデータを正常に観測できない設定になっていたとのことです。このため、一部地域において震度が過大に予測され、混乱を招きました。
対策と今後の見通し
気象庁は問題のプログラムを修正し、8月25日に停止していた地震計の運用を再開しました。これにより、緊急地震速報の発表が遅れる可能性も解消されたとしています。観測システムは、南海トラフで発生する巨大地震や津波を観測するために設置されており、今回の修正によって、より正確な観測が可能になることが期待されます。
気象庁は「同じことが起きないよう設定を修正しました。地震の正確な観測や緊急地震速報の安定的な運用に一層努めていきます」とコメントしています。
今回の件は、緊急地震速報の重要性と、その信頼性を維持することの難しさを示唆しています。今後の気象庁の取り組みに注目が集まります。
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