トヨタがバイオ燃料に注力する理由!食料問題解決への鍵?

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トヨタ、バイオ燃料開発を加速!その背景とは?

トヨタ自動車が、福島県大熊町で植物由来のバイオ燃料に関する説明会を実施しました。この説明会では、カーボンニュートラル開発センター長の海田啓司氏らが登壇し、トヨタがバイオ燃料に取り組む理由が詳しく語られました。

海田氏によれば、トヨタはバッテリーEVや水素、e-Fuelなど、多様な脱炭素戦略「マルチパスウェイ」を推進しており、その一環としてカーボンニュートラル燃料である植物由来のバイオ燃料に着目したとのことです。

食料と競合しないバイオ燃料

バイオ燃料開発のきっかけは、4年前に当時の豊田章男社長に「食料とバッティングしないバイオ燃料を進めたい」と相談したことでした。福島県を選んだ理由も、食料との競合を避けるため、未利用地を活用できる可能性に着目したからです。

大熊町での試験走行

トヨタ自動車を含む7社は、大熊町にバイオ燃料の生産施設を建設し、今秋にも試験走行を実施する予定です。試験走行では、施設内で製造された植物由来のバイオエタノールを使用します。参加企業は、トヨタの他にスズキ、SUBARU、マツダ、ENEOSなどが名を連ねています。

近年、世界的にハイブリッド車(HV)の人気が高まっています。7社はHVにも使えるバイオ燃料の普及を推進し、脱炭素化を後押ししていく方針です。この取り組みは、地球温暖化対策だけでなく、地域経済の活性化にも貢献することが期待されています。

  • バイオ燃料はカーボンニュートラルなエネルギー源
  • 食料との競合を避けることが重要
  • HVとの親和性が高い

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