インドネシア大統領訪日中止！デモ激化で何が？株価も急落！
インドネシアで大規模な抗議デモが相次ぎ、プラボウォ大統領の訪日が中止となりました。当初、9月上旬に石破茂首相との会談が予定されていましたが、国内情勢の安定を優先するため見送られました。
デモ激化の背景
デモの背景には、国会議員への高額な住宅手当に対する国民の強い反発があります。生活が苦しい国民がいる一方で、議員が優遇されていることへの不満が爆発しました。プラボウォ大統領は一部の手当削減を発表しましたが、デモは収まる気配を見せていません。
企業も警戒、ショールームは空っぽに
首都ジャカルタでは、トヨタやBMWなどの自動車メーカーがショールームから車両を撤去するなど、警戒態勢を強めています。1998年の暴動ではチャイナタウンが大きな被害を受けたこともあり、企業は慎重な姿勢を見せています。
株価も大幅下落
政治不安の高まりを受け、9月1日のインドネシア株式市場は大幅に下落しました。投資家の間では、東南アジア最大の市場であるインドネシアの先行きに対する懸念が広がっています。
プラボウォ大統領は、デモ隊に対し、略奪や破壊行為には厳しく対処するよう警察と軍に指示を出しました。事態の収束に向けた対応が急がれます。
今後の展望
今回のデモは、インドネシアの政治、経済に大きな影響を与える可能性があります。プラボウォ大統領が国民の不満を解消し、安定した政権運営を行うことができるのか、今後の動向が注目されます。