横浜中華街の老舗「揚州飯店本店」が破産申請へ!一体何が?

横浜中華街の老舗「揚州飯店本店」が破産申請へ!一体何が? - Imagen ilustrativa del artículo 横浜中華街の老舗「揚州飯店本店」が破産申請へ!一体何が?

横浜中華街の老舗中華料理店「揚州飯店本店」を運営する株式会社MiaVitaが、自己破産申請の準備に入っていることが明らかになりました。負債総額は4億円以上と推定されています。長年愛されてきた名店の突然の知らせに、多くの人が衝撃を受けています。

70年以上の歴史に幕

「揚州飯店本店」は1952年創業。70年以上の歴史を持つ老舗として、地元の人々や観光客に親しまれてきました。上海料理を中心とした本格的な中国料理を提供し、特に甘く濃厚な味付けが特徴でした。2024年7月には中華街の中心部に大型店舗を構え、新たなスタートを切ったばかりでしたが、残念ながら今回の事態となりました。

株式会社MiaVitaの経営状況

株式会社MiaVitaは2021年3月に設立され、当初はインターネットサービスなどを手掛けていました。2024年1月に「揚州飯店本店」の事業を譲り受け、運営を開始しましたが、慢性的な営業赤字により資金繰りが悪化。事業継続を断念せざるを得なくなったとのことです。

背景にある中華街の変化

帝国データバンクの担当者は、中華街の現状について「食べ歩きが主流になり、会食などで利用される大型店舗の利用者が低迷している可能性がある」と指摘しています。近年、中華街では手軽に楽しめる食べ歩きグルメが人気を集めており、従来のレストラン形式の店舗は苦戦を強いられているのかもしれません。

今後の見通し

株式会社MiaVitaは今後、横浜地方裁判所に破産手続きを申し立てる予定です。長年親しまれてきた「揚州飯店本店」の閉店は、横浜中華街の歴史に大きな影を落とすことになりそうです。今後の動向に注目が集まります。

類似店との混同に注意

なお、株式会社MiaVitaの告示書によると、「当社が運営する店舗は横浜中華街『揚州飯店本店』の1店舗のみであり、他の類似名称の店舗ないし系列店は、今回の事業停止とは関係ない」とのことです。類似店との混同にはご注意ください。

記事を共有