山口茜選手、世界バドミントン3度目の金!強さの秘密と進化の軌跡

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先月行われた世界バドミントン選手権で、山口茜選手が日本人最多となる3度目の金メダルを獲得しました。その圧倒的な強さの裏には、常に進化を続けるプレースタイルと、たゆまぬ努力がありました。

攻撃は最大の防御!積極的なプレースタイルへの転換

今大会で特に注目されたのは、山口選手が自ら攻撃を仕掛け、主導権を握るプレースタイルです。解説陣も「相手に選ばせない。茜ちゃんが常に選び続けている」「スピードを上げている中でも、攻撃的なプレーをしている」と絶賛しました。山口選手自身も「自分から積極的に攻撃することだったり、自分の速いスピードが維持できた分、アグレッシブにいこうというプレーは、すごくできたと思う」と語っています。

準決勝の壁を越えるための気づき

このプレースタイルに辿り着いた背景には、今年に入ってからの準決勝での敗退が大きく影響しています。「一緒にラリーしていたらダメだなって。自分が上回れるところが、スピードとか攻撃の変化だと感じた」と山口選手は語ります。そこで、大会前の強化合宿では男子の練習に参加し、徹底的にスピードと攻撃面を強化しました。

怪我からの復活、そして新たな挑戦

昨年12月の全日本総合選手権で右足ふくらはぎを負傷した山口選手は、復帰戦となった全英オープンでスピードを制限した戦い方を試みました。しかし、世界選手権直前の合宿で「相手選手にスピードとかで上回られて、ずっと後手に回っているなという感覚がある」と感じ、スピード強化に再び取り組んだのです。

3度目の世界一、そして更なる高みへ

世界選手権3度目の優勝は、日本人初の快挙です。山口選手は「今回は、優勝のチャンスはとても少なかったと思いますし、向かっていく立場。今年、結果が出ていない中での優勝というのが、また違う価値があるのかなと思います」と語り、今後の更なる活躍に期待が高まります。

再春館製薬所との絆

山口茜選手は再春館製薬所に所属しており、同社との強い絆も彼女の活躍を支える大きな力となっています。

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