介護・福祉業界に異変?入職率低下の真相と人材不足深刻化の危機!
厚生労働省が発表した最新の雇用動向調査で、医療・福祉業界における入職超過率が大幅に縮小していることが明らかになりました。2024年の入職超過率はわずか0.3%と、前回の1.4%から1.1ポイントも減少。人材不足が深刻化する懸念が高まっています。
入職者数・離職者数の現状
医療・福祉業界の入職者数は115万8600人と、前回調査から10万7900人減少。離職者数も2万1700人減少し113万5400人となりました。入職者が離職者を上回ったものの、その差はわずか2万3200人にとどまっています。
他産業との比較
産業別に見ると、入職者数が多いのは「卸売業・小売業」「宿泊業・飲食サービス業」で、「医療・福祉」は3番目。離職者が最も多いのは「卸売業・小売業」で、「医療・福祉」は2番目に多い状況です。
建設業の人材動向
一方、建設業界では、入職者数が29万4000人、離職者数が25万300人となり、入職超過率は1.7ポイントのプラスとなりました。全職種の平均入職超過率は0.6ポイントであることから、建設業界は比較的安定していると言えるでしょう。
介護・福祉EXPO開催
高齢化が進む日本において、介護現場の人材不足は深刻な課題です。2040年には介護人材が約57万人不足するとも推計されています。この課題解決のため、2025年10月1日から3日まで幕張メッセにて「第8回 介護・福祉EXPO【東京】」が開催されます。最新の介護テクノロジーや研究成果が集結し、業界関係者の交流の場となることが期待されます。
展示会の見どころ
- 介護見守りセンサー
- 清掃・運搬ロボット
- 介護ICT・DX
- 人材マネジメント