ギリシャでM5.2の地震発生！津波の心配は？最新情報まとめ

作成者: María Fernández 公開日: 10/09/2025

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ギリシャ・エヴィア島近海でマグニチュード5.2の地震発生！

2025年9月10日未明、ギリシャのエヴィア島近海でマグニチュード5.2の強い地震が発生しました。震源地はエヴィア島のネア・スティラ北西約5km。首都アテネを含む広範囲で揺れが観測されました。

地震発生時、多くの住民が強い揺れを感じ、不安な夜を過ごしました。ネア・スティラの住民の中には、余震を恐れて屋外で夜を明かした人もいたようです。ある住民は国営放送ERTに対し、「これまでに経験したことのない強い地震だった」と語っています。

ERTの政治番組「オフ・ザ・レコード」の生放送中にも地震が発生し、カメラが約30秒間激しく揺れる様子が放送されました。司会者は「強い地震が現在発生しており、継続中です」と伝えています。

今回の地震発生を受け、津波の可能性を心配する声も上がりましたが、当局は津波警報を発令していません。

地震学者のゲラシモス・パパドプロス氏は、余震が続いているものの、大きな規模ではないことをSNSで発表し、冷静な対応を呼びかけています。「余震は続いていますが、マグニチュードは大きくありません。最大で2.8でした。より大きくなる可能性もありますが、落ち着いてください」と述べています。

テッサロニキ・アリストテレス大学の地震学教授、コスタス・パパザチョス氏は、今回の地震を「正常で穏やかな余震シーケンスの一部」と表現し、マグニチュード4.5までの余震の可能性があると述べています。

今回の地震による大きな被害の報告はありませんが、カリストス市では約15戸の住宅といくつかの公共施設に軽微な損傷が見られました。市長はすぐに検査を開始し、危険な損傷は見つかっていないと述べています。

専門家は、今後も余震に注意し、落ち着いて行動するよう呼びかけています。今回の地震は、ギリシャが地震の多い国であることを改めて認識させる出来事となりました。日頃から地震に対する備えをしっかりとしておくことが重要です。