広瀬すず主演『遠い山なみの光』深掘り!記憶と嘘が織りなす感動ミステリー
広瀬すずが主演を務める映画『遠い山なみの光』が公開中です。ノーベル賞作家カズオ・イシグロの長編デビュー作を石川慶監督が映画化し、二階堂ふみ、吉田羊、松下洸平、三浦友和ら豪華キャストが集結。“嘘”から始まる物語を描きます。
戦後長崎とロンドン、記憶の迷宮へ
物語は、戦後復興期の1950年代の長崎と、1980年代のイギリスを行き来しながら、秘められた記憶の謎を描いたヒューマンミステリー。老境に差し掛かった悦子(吉田羊/広瀬すず)は、娘の死をきっかけに、過去の記憶を辿り始めます。そこには、長崎で出会った佐知子(二階堂ふみ)との奇妙な交流がありました。
モモコグミカンパニーが語る作品の魅力
BiSHのメンバーとして活躍後、文筆業でも才能を発揮するモモコグミカンパニーは、映画パーソナリティーの奥浜レイラと共に本作を深く考察。記憶というテーマや、母娘の関係性から見える普遍的な感情について語り合いました。
回想というコンテンツの面白さ
モモコグミカンパニーは「回想って、すごくおもしろいコンテンツ」と語り、記憶の曖昧さや主観性に着目。物語に潜む“嘘”と真実がもたらす感動を読み解きます。
映像美と静止画カット
石川慶監督作品の特徴である、抒情的な静止画カット、光と影のコントラストの効いた映像美も本作の見どころ。ストーリーだけでなく、映像からも深い感動が得られるでしょう。
『遠い山なみの光』は、記憶、家族、そして喪失といった普遍的なテーマを、美しい映像と演技で描き出した感動のミステリーです。ぜひ劇場でご覧ください。
- 監督: 石川慶
- 原作: カズオ・イシグロ
- 出演: 広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊、松下洸平、三浦友和