欽ちゃん伝説再び!素人発掘術とアドリブ秘話で笑いを巻き起こす!
コメディアンの萩本欽一さん(84歳)が、テレビ朝日系「有働Times」に出演し、伝説の番組「欽ちゃんのどこまでやるの!(欽どこ)」の裏話を明かしました。欽ちゃんといえば、無名のタレントを積極的に起用することで知られています。なぜ、人気タレントではなく“ほぼ素人”を選んだのでしょうか?
素人起用の意外な理由:時間と稽古
その理由は意外にも「時間」でした。「素人って、時間が1週間、空いてるの。忙しい人はちょっと話すと、もう次に行かなきゃいけないから。でも(素人は)1週間空いてるの。だから朝から晩まで、稽古を何度もやってもらってるの」と萩本さんは語ります。時間をかけて徹底的に稽古をすることで、素人同然のタレントたちを鍛え上げていったのです。
アドリブこそ最高のスパイス
さらに、萩本さんは“アドリブ”という極上のスパイスを利かせました。「私だけ稽古してないの。彼たちは一生懸命覚えているのに、半分、こっちがデタラメ言ってますから。それに対応するのに大変だったでしょうね」。萩本さんだけが稽古とは違うセリフや行動をして、共演者たちが慌てるといったスタイルで、観客を笑わせていたのです。
コント55号時代の秘話
また、番組では、コント55号時代の相方、故・坂上二郎さんとのコンビ秘話も語られました。徹底したアドリブ主義を貫く萩本さんは、坂上さんに「マラソン、コーチ、選手。じゃあね!」とキーワードだけ伝えて、あとはぶっつけ本番でコントに臨んでいたそうです。50歳になるまで、2人で食事をしたことがなかったというエピソードも披露されました。
- 素人起用は徹底的な稽古のため
- アドリブで共演者を困らせるのが欽ちゃん流
- コント55号時代の驚くべき秘話
萩本欽一さんの笑いの哲学は、型にはまらない自由な発想と、徹底的な努力によって支えられていることがわかります。これからも、欽ちゃんのような型破りな発想で、私たちを笑顔にしてくれる人が現れることを期待しましょう。