露・ベラルーシ合同軍事演習!NATOも招待、周辺国は警戒を強化
ロシアとベラルーシ、合同軍事演習を実施
ロシアとベラルーシは、4年ぶりとなる大規模な合同軍事演習「ザーパド2025」を実施しています。演習は両国内の演習場やバルト海などで、9月12日から16日まで行われています。「ザーパド」はロシア語で「西方」を意味し、周辺国への軍事的圧力を示唆する意図があるとも考えられます。
演習の一部は報道陣に公開され、敵の軍が潜む集落を制圧することを想定した訓練の様子が伝えられました。航空機による地上攻撃、戦車による砲撃、無人機やロボットを用いた作戦など、最新の軍事技術が駆使されていることが伺えます。
NATO加盟国も招待、緊張緩和の試みか
ロシアは、今回の演習にアメリカ、トルコ、ハンガリーといったNATO加盟国も招待しています。これは、NATOとの緊張緩和を試みる意図があると考えられます。しかし、NATO加盟国であるポーランドやリトアニアの領空にロシアの無人機が侵入を繰り返す事態も発生しており、緊張緩和への道のりは険しい状況です。
周辺国は警戒を強化
ベラルーシ国防省は、今回の演習が周辺国に脅威を与えるものではないと強調していますが、隣国のポーランドは警戒を強めています。ポーランド国防省高官は、ベラルーシ国境に4万人の兵員を派遣すると表明しました。
ウクライナ侵攻が続く中、ロシアとベラルーシの合同軍事演習は、ヨーロッパ全体の安全保障に大きな影響を与えています。今後の動向が注視されます。
今後の展開
- NATOは東欧を守るための新たな作戦を開始すると発表
- ドイツやフランスなどの軍が参加を表明
- ロシアとNATOの対立は激化の一途を辿る可能性