ソフトバンク杉山、まさかの登板!小久保監督の真意とは?【プロ野球】
福岡ソフトバンクホークスの杉山一樹投手が、17日の西武ライオンズ戦で予想外の登板を果たしました。最大10点差があったリードを守り切るため、9回にマウンドへ。結果的にチームは11-8で勝利し、連勝を4に伸ばしましたが、その裏には小久保裕紀監督の深い戦略がありました。
大量リードからの苦戦、そして杉山の登板
試合は序盤、ソフトバンク打線が爆発し、3回までに11得点を挙げる展開。誰もが楽勝ムードを予想しましたが、5回以降、リリーフ陣が西武打線につかまり、みるみるうちに点差が縮まります。8回には3点差まで迫られ、小久保監督は守護神・杉山の投入を決断せざるを得ませんでした。
杉山の疲労と今後の連戦
杉山投手はこの日が今季60試合目の登板。リーグトップタイの数字です。チームはこれから9連戦を控えており、リリーフ陣の疲労は避けられない問題。序盤の展開を考えると、杉山の登板はチームにとって痛手だったと言えるでしょう。
小久保監督の前向きな姿勢
しかし、試合後の小久保監督は前向きなコメント。「杉山もまさか出番があると思わなかったでしょうね。でも3点ありましたし、彼は途中からクローザーになってタイトルも狙えるところまできている。彼にとっては良かった(と思える)セーブととらえたらいいんじゃないですかね」。杉山投手自身も、タイトル獲得に向けてモチベーションを高めていることでしょう。
- 杉山のセーブ数はリーグトップタイの27に到達
- チームは今季最多を更新する貯金「32」
- マジックは「9」
チームとしては喜べる登板ではありませんが、小久保監督の言葉からは、杉山投手への期待と信頼が感じられます。今後の連戦に向けて、リリーフ陣の負担を軽減しつつ、杉山投手を最大限に活かす采配に注目が集まります。