防衛技術革新!東京計器とメトロウェザーが提携、次世代LiDAR量産へ
防衛技術に革命?東京計器とメトロウェザーがドップラーLiDAR量産で提携!
東京計器株式会社とメトロウェザー株式会社が、防衛分野におけるドップラーLiDAR技術の量産化に向けて業務提携を発表しました。東京計器によるメトロウェザーへの出資も行われ、開発と量産を加速させる見込みです。
メトロウェザーの「Wind Guardian」と呼ばれるドップラーLiDARは、風況の測定と物体の検出が可能な先進的なシステムです。近年、防衛分野での応用が注目されており、今回の提携によって、その実用化が大きく前進すると期待されています。
東京計器の強みとメトロウェザーの技術力
東京計器は、防衛部門での実績と経験を活かし、軍用機や海軍艦艇向けの機器開発・製造で培ったノウハウを提供します。これにより、メトロウェザーのドップラーLiDAR技術を、実用的な防衛ソリューションへと転換するための製造技術と流通ネットワークが確立されます。
一方、京都を拠点とするディープテック・スタートアップであるメトロウェザーは、赤外線レーザーを搭載したドップラーLiDARシステムによって、リアルタイムでの風況観測を実現しています。ドローン運航のための風況モニタリングや、海上での船舶観測など、様々な分野での応用が期待されています。
小型無人機(UAV)の検知にも期待
メトロウェザーは、ドップラーLiDAR技術を用いて、従来のレーダーでは検知が難しい小型無人機(UAV)の検知システムの開発も進めています。これにより、防衛における新たな可能性が開かれるかもしれません。
「Wind Guardian」とは?
「Wind Guardian」は、風況をリアルタイムで測定、可視化、モニタリングするためのコンパクトなデバイスです。都市部における安全な空の移動やドローンインフラの構築を支援するため、風況の将来的な変化も予測します。また、豪雨や台風などの激甚化する気象現象に関連する風況を予測し、防災にも貢献することが期待されています。
- リアルタイムでの風況測定
- 小型無人機(UAV)の検知
- 激甚化する気象現象の予測