炭鉱遺産が語る日本の近代化!写真展&スタンプラリーで歴史を体感

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三池炭鉱の記憶:写真展で蘇る炭鉱労働者の生活

福岡市のアクロス福岡で、日本の近代化を支えた三池炭鉱で働く人々や生活を写した写真展が開催されています。高木尚雄氏が昭和30年代から撮り続けた約40点の写真は、当時の過酷な労働環境や人々の息遣いを伝えます。「水を飲む」という作品では、炭鉱労働者が大きなタンクで水を飲む姿が捉えられ、高温多湿な現場の様子が伝わってきます。主催者の木下正文氏は、世界遺産登録10周年を機に、石炭産業の歴史から現代の産業への示唆を感じてほしいと語ります。写真展は今月21日まで開催。

世界遺産スタンプラリー:万田坑と三角西港を巡る

熊本県では、世界遺産登録10周年を記念し、万田坑や三角西港を巡るスタンプラリーが開催中です。万田坑は、明治から昭和初期にかけて石炭を採掘した施設で、閉山後も当時の様子が保存されています。昨年からは、炭鉱電車も展示され、子どもたちにも人気です。荒尾市観光文化交流課の野田真衣さんは、10周年を迎え、未来永劫遺産を繋いでいく責任を感じていると語ります。課題はガイドの高齢化による歴史の継承です。

産業遺産から学ぶ未来

三池炭鉱と万田坑は、日本の近代化を支えた重要な産業遺産です。写真展やスタンプラリーを通して、当時の人々の暮らしや労働環境を知ることで、現代の産業のあり方や未来について考えるきっかけになるでしょう。遺産を守り、歴史を後世に伝える取り組みは、未来への責任です。

  • 福岡市での三池炭鉱写真展:アクロス福岡で今月21日まで開催
  • 熊本県での世界遺産スタンプラリー:万田坑、三角西港など
  • 万田坑:炭鉱電車も展示

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