現代自、2030年へ大胆戦略!EVシフトとグローバル販売目標を徹底解剖

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現代自動車(ヒョンデ)が、2030年に向けた新たな成長戦略と製品ロードマップを公開しました。投資家向けの「CEO Investor Day」で発表された内容は、グローバル市場での電動化車両の拡大、生産能力の増強、そして革新的な技術への投資を柱としています。

2030年の販売目標:555万台

現代自動車は、2030年までに世界販売台数555万台を達成するという意欲的な目標を掲げています。そのうち、電動化車両(EV、HEVなど)が約60%にあたる330万台を占める見込みです。特に、北米、欧州、韓国といった主要市場での成長に注力する方針です。

地域別戦略:北米、欧州、インド、中国

現代自動車は、各地域の特性に合わせたEV戦略を展開します。具体的には、欧州向けには「アイオニック3」、中国市場向けには新型電動セダン、インドでは小型SUVなど、それぞれの市場ニーズに合致したEVを投入する計画です。また、2027年には航続距離延長型電気自動車(EREV)の投入も予定されています。

生産能力の拡大:グローバル展開

生産能力の拡大も重要な戦略の一つです。米ジョージア州のメタプラント・アメリカ(HMGMA)の能力を2028年までに50万台へ増強するほか、インド・プネ新工場(25万台)や韓国・蔚山のEV新工場(20万台)も稼働予定です。さらに、サウジアラビアに年5万台規模の工場を2026年末までに建設するなど、新興市場でのCKD生産拠点拡大も進めていきます。

高性能ブランド「N」と「マグマ」

現代自動車は、高性能ブランドの強化にも力を入れています。「N」ブランドは2030年に年間10万台の販売を目指し、現行5車種を7車種へ拡大する予定です。また、ジェネシスは「マグマ」ブランドで高性能モデルを展開し、2030年の販売目標を35万台としています。

ムニョスCEOのコメント

ホセ・ムニョスCEOは、「自動車業界が未曾有の変革期を迎える中、ヒョンデは魅力的な製品群、柔軟な生産体制、技術リーダーシップ、優れたディーラーネットワーク、そしてグローバル規模という独自の強みを兼ね備えており、競争に勝ち抜く絶好のポジションにあります」と述べています。

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