オリオールズ対レイズ：終盤戦、最後の意地を見せるのは？

オリオールズ対レイズ：終盤戦、最後の意地を見せるのは？

オリオールズとレイズが、シーズン終盤のボルチモアで対戦します。両チームともプレーオフ進出の可能性はすでに消滅していますが、来シーズンに向けて、そしてファンに向けて、最後まで諦めない戦いを見せることが重要です。

両チームの現状

シーズン開幕前、MLB.comはレイズを「有力候補」、オリオールズを「ワールドシリーズ優勝候補」と評価していました。しかし、結果は期待外れに終わりました。レイズは6月末時点でア・リーグ東地区の首位と1.5ゲーム差につけていましたが、7月には7勝18敗と大きく負け越し、地区4位以上になることはありませんでした。オリオールズも同様に、期待されたほどの成績を残すことができませんでした。

レイズの課題

レイズは、投手力はリーグトップ10に入るものの、打撃は平均レベルにとどまっています。特に、接戦での勝率が低いことが課題です。また、シーズン途中にホセ・カバレロ選手、ダニー・ジャンセン選手、ザック・リテル選手などを放出したことも、チームの戦力低下につながっていると考えられます。

オリオールズの展望

オリオールズは、打撃力はリーグ21位、投手力は24位と、両部門でレイズを下回っています。しかし、若手選手の成長など、明るい兆しも見えています。来シーズンに向けて、戦力補強や育成を強化し、プレーオフ進出を目指すことが期待されます。

注目の対戦

今回のシリーズでは、オリオールズはディーン・クレーマー投手を先発に立てます。一方、レイズはライアン・ペピオット投手が先発します。クレーマー投手は今シーズン、レイズ戦で好投しており、ペピオット投手は前回の登板で大量失点を喫しています。オリオールズが有利と見られていますが、レイズも意地を見せるでしょうか。注目の一戦です。

また、レイズは不動産開発業者のパトリック・ザルプスキー氏が率いる投資グループに約17億ドルで売却されることが発表されました。スチュ・スターンバーグ現オーナーは少数株を保持します。新体制は、都市の移転の可能性、新スタジアムの建設、そしてチームを低迷から脱却させる必要など、多くの課題に取り組むことになります。