米子-台湾便、増便なるか?タイガーエアの戦略と鳥取県の期待!
タイガーエア台湾、米子-台湾便の増便に意欲!搭乗率90%以上が条件
タイガーエア台湾は、米子空港(鳥取県境港市)と台湾・桃園国際空港を結ぶ国際定期便について、現在の週2便から増便を目指しています。しかし、増便には平均搭乗率90%以上という高いハードルが設定されています。黄世恵董事長は、8月の搭乗率が83.0%であったことを踏まえ、日本人利用者の増加に期待を寄せています。
平井伸治・鳥取県知事との面談後、黄董事長は「週2便では少し足りない」と述べ、日本人利用者の割合が30~35%以上になれば増便のチャンスが出てくるとの見解を示しました。8月の日本人搭乗割合は26.2%でした。
鳥取県の観光戦略が鍵
平井知事は、山陰地方の観光商品を効果的に開発することで増便の可能性は十分にあると強調しました。今年、来年と実績を重ねていくことで、増便への道が開かれることを期待しています。
台湾料理で交流促進!学校給食への導入も視野に
タイガーエア台湾は、航空便の利用促進のため、食を通じた交流にも力を入れています。倉吉市で開催された台湾料理講習会では、県内の栄養教諭らを対象に、台湾の一流ホテルで経験を積んだシェフがルーロー飯などの台湾料理を紹介しました。これは、学校給食のメニューに台湾料理を取り入れることを目的とした、タイガーエア台湾からの提案によるものです。
黄董事長は、様々な交流を通じて利用客が増えることを期待しており、米子-台湾路線を通じて美食やスポーツ、学校間の交流が活発になることを願っています。
台湾料理講習会の詳細
- 一流ホテル出身のシェフによる指導
- ルーロー飯、大根とスペアリブのスープなど5品を調理
- 学校給食への導入を想定したレシピ
この取り組みは、航空会社が地域社会と連携し、新たな顧客層を開拓するユニークな事例と言えるでしょう。