ネタニヤフ首相、国連で波紋!逮捕状を警戒?異例の米国入り
イスラエルのネタニヤフ首相が、国連総会に出席するため米国入りしたことが話題となっています。しかし、そのルートは異例とも言えるものでした。地中海上空を主に通過し、欧州諸国の上空を迂回するルートを選択したのです。
ICC逮捕状を警戒か?
この背景には、パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡り、国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ氏に戦争犯罪の容疑で逮捕状を出していることが影響していると見られています。イスラエルメディアは「逮捕義務のある加盟国の領空をできる限り避けた」と報じています。
航空機追跡サイト「フライトレーダー24」のデータによると、ネタニヤフ氏の搭乗機はギリシャとイタリアの上空を短時間通過したものの、大半は地中海上空を飛行。ジブラルタル海峡を通って大西洋に抜けました。本来、フランスなどの上空を飛ぶ方が短時間で済むのですが、今回は迂回ルートが選択されました。
パレスチナ承認の影響
フランスはイスラエルに領空通過を許可したものの、実際には通過せず。ギリシャ、イタリア、フランスはいずれもICCに加盟しており、フランスはパレスチナを国家承認しています。これらの要因が、今回の異例のルート選択に影響を与えた可能性も指摘されています。
国連総会では、イスラエルに対する非難の声も上がっており、国際社会におけるイスラエルの立場が問われる状況となっています。今後の動向に注目が集まります。
- パレスチナ承認国は160カ国に達し、「2国家解決」に向けた首脳級会合も開催されています。
- トランプ氏は、ガザ戦後統治案を提示し、アラブ諸国の支持を得ようとしています。
- 国連総会では、ガザを「戦争ではなく虐殺」と非難する声が相次ぎ、人道危機への懸念が高まっています。