衝撃!トッテナム買収劇の舞台裏:9000億円オファーの真相と今後の行方
トッテナム・ホットスパーを巡る買収劇が、再び注目を集めています。ENICがクラブ売却を改めて否定したことが、イギリスメディア『BBC』によって報じられました。今月初めにダニエル・レヴィ元会長が電撃退任して以降、すでに3件もの非公式な買収意向表明がクラブに届いているという状況です。
最初に買収を提案したのは、元ニューカッスルの株主であるアマンダ・ステイブリー氏のPCPインターナショナル・ファイナンス・リミテッドと、ロジャー・ケネディ氏とン・ウィン・ファイ氏が率いるコンソーシアムでしたが、ENICはいずれもこれを拒否しました。
さらに、アメリカの技術起業家ブルックリン・エアリック氏のコンソーシアムからは、なんと45億ポンド(約9000億円)という、世界記録級の非公式な買収意向が表明されました。しかし、ENICは「トッテナム・ホットスパーは売却対象ではなく、ENICはクラブの株式を売却する意向はない」と改めて声明を発表し、一蹴しました。
ENICの株式の過半数を保有するジョー・ルイス家に近い情報筋は、クラブは売却対象ではないと改めて強調し、「この一方的で不要な関心が、ピッチ上の成功を推し進めるために必要なあらゆる手段を講じるという家族の決意とコミットメントを変えることはない」と述べています。
負傷対策へのチーム連携も強化
スパーズのトップチームを率いるトーマス・フランク監督は、クラブ上層部の野心について語るとともに、負傷対策へのチーム連携を強化していることを明かしました。コーチング、パフォーマンス、そしてメディカル部門が密接に連携し、トレーニング負荷の管理やリカバリーに力を入れているとのことです。
「トレーニングの負荷に関することだと思っている。少なすぎることはなく、インテンシティ(プレーの強度)を持ってトレーニングし、プレーしているので、十分なインテンシティがある。それから計画がすべてだと思う。ジム、リカバリー、そういったたくさんのことだ」とフランク監督は語っています。
シャビ・シモンズへの期待
現在フィットしている選手の一人が、夏の補強であるシャビ・シモンズです。彼はすでにトッテナム・ファンに良い印象を残しており、フランク監督は、以前からクリスティアン・エリクセンといったプレーメーカーを育成してきた実績があります。今後のシャビ・シモンズの活躍にも期待が高まります。