小泉進次郎氏に逆風?文春報道と党内騒動で総裁選に暗雲か

小泉進次郎氏に逆風?文春報道と党内騒動で総裁選に暗雲か - Imagen ilustrativa del artículo 小泉進次郎氏に逆風?文春報道と党内騒動で総裁選に暗雲か

自民党総裁選を前に、小泉進次郎氏に逆風が吹いているようだ。週刊文春の報道をきっかけに、地元・神奈川県での党員離党騒動や、陣営関係者の問題発言疑惑が浮上し、永田町では「出馬を取りやめたほうがいい」との声も出始めている。

「勝手に離党」騒動とは

発端は、文春オンラインが報じた「《衝撃スクープ》小泉進次郎の地元・神奈川県で高市派自民党員が離党させられていた『826人が勝手に…』前衆院議員が実名告白」という記事だ。記事によると、神奈川9区の支部長を務めていた中山展宏前衆院議員が勧誘し、自民党員になってもらったうちの826人が、今年6月に勝手に離党させられていたという。離党させられた党員の9割超が、昨年の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相に投票していたことから、今回の総裁選で小泉氏に有利になるよう働きかけがあったのでは、という疑惑が浮上した。

小泉氏の反論と県連の釈明

この報道を受け、小泉氏は自身のX(旧Twitter)で文春に反論。「そもそも私は、自民党神奈川県第9選挙区支部において起こった出来事については、今回初めて知ったところであり、全く関知しておりません」と自身の関与を否定した。自民党神奈川県連も会見を開き、「総裁選の有権者数に大幅な訂正を出し混乱を招いたことをお詫びする」と謝罪。「我々の事務的なミス」と強調し、総裁選とは無関係であると説明した。

ステマ疑惑も浮上

さらに、小泉陣営の総務・広報班の班長だった牧島かれん元デジタル相が、陣営関係者に対して「ニコニコ動画で小泉氏へのポジティブなコメントを書いてほしい」といった趣旨のメールを送っていたことも報じられた。メールには、他の候補へのネガティブな内容も含まれていたという。

党内からの批判

これらの騒動を受け、自民党内からは小泉氏に対する批判の声も上がっている。一部議員からは「出馬を取りやめたほうがいい」との声も出始めており、総裁選への影響は避けられないと見られる。

今後の展開は

小泉氏がこれらの疑惑を払拭し、党内の信頼を回復できるかが、今後の総裁選の行方を左右するだろう。引き続き、小泉氏の動向から目が離せない。

記事を共有