衝撃！マイクロソフト大規模人員削減で『Everwild』開発中止か？
マイクロソフトが最大9,100人規模の人員削減を発表し、ゲーム部門のXboxにも大きな影響が出ていると報じられています。Xbox責任者のフィル・スペンサー氏は、戦略的な成長分野に注力するため、一部の業務を終了または縮小すると述べています。
ブルームバーグによると、『キャンディークラッシュ』で知られるKing部門でも約10％の人員削減が行われ、ZeniMaxも同様に人員削減を発表しています。さらに、VGCの報道によれば、イギリスの開発会社Rareも影響を受けており、2019年に発表され、長らく開発が続けられていたタイトル『Everwild』が開発中止になったとのことです。
Rareのベテランゲームデザイナーであるグレッグ・メイルズ氏も、『Everwild』の開発中止を受けて35年以上勤務した会社を去るとの情報があります。また、エグゼクティブプロデューサーのルイーズ・オコナー氏も退社するとのことです。
マイクロソフトは、2024年1月にActivision BlizzardとXboxの従業員1,900人を解雇し、その後も複数のゲームスタジオを閉鎖するなど、人員削減を続けています。今回の大規模な人員削減は、マイクロソフトが6,000人以上の従業員を削減した発表から2ヶ月も経たないうちに行われました。
『Everwild』は、プロトタイプ段階を含めると10年以上開発が続けられていましたが、開発者たちは明確な方向性を定めるのに苦労していたとされています。マイクロソフトは『Everwild』の開発中止とPerfect DarkスタジオThe Initiativeの閉鎖を正式に発表しました。
マイクロソフトのコメント
マイクロソフトスタジオのマット・ブーティー氏は、「Perfect DarkとEverwildの開発を中止し、ポートフォリオ全体で複数の未発表プロジェクトを縮小することを決定しました。これに伴い、スタジオの一つであるThe Initiativeを閉鎖します。これらの決定は、チーム全体の他の変更とともに、変化する業界の状況の中で、より大きな成功のためにチームをセットアップするために、優先順位を調整し、リソースを集中させるためのより広範な取り組みを反映しています。各プロジェクトとチームは長年の努力、想像力、コミットメントを表しているため、これらの選択を安易に行いませんでした。」と述べています。
今後のゲーム業界への影響
今回のマイクロソフトの大規模な人員削減とプロジェクト中止は、ゲーム業界全体に大きな影響を与える可能性があります。特に、開発期間が長期化しているプロジェクトや、方向性が定まっていないプロジェクトは、今後さらに厳しい状況に置かれるかもしれません。
- マイクロソフトの人員削減は今後も続くのか？
- 他のゲーム会社にも影響は出るのか？
- 『Everwild』のような開発中止を防ぐためにはどうすればいいのか？
今後の動向に注目が集まります。