ジープ人気の秘密:バブル期から現代まで!アメ車ブーム再燃か?
1990年代の輸入車ブーム、その火付け役はジープ「チェロキー」のエントリーグレード追加でした。円高を背景に戦略的な価格設定が功を奏し、日本で大ヒット。現在のジープ人気を牽引する存在となりました。
バブル経済とジープ人気の関係
1985年のプラザ合意後の円高ドル安時代、日本政府の金融緩和政策が不動産や株式投資を活発化させ、バブル景気を生み出しました。輸入品の値下げが進み、高級ブランド品が身近になったこともジープ人気を後押ししました。
バブル崩壊後も輸入車ブームは続き、国産車との価格差が縮まったことで輸入車を購入する人が急増。1995年には輸入乗用車のシェアが初めて10%を超えました。
ジープ「チェロキー」の戦略
2代目ジープ「チェロキー」(XJ型)は、1993年12月に装備を簡略化し、価格を298万円に抑えた「スポーツ」グレードを発売。これが大ヒットのきっかけとなりました。従来の最廉価グレードよりも167万円も安い価格設定でした。
また、日本仕様の「チェロキー」は全車右ハンドル化され、販売網も拡大。より多くの人にジープの魅力が届くようになりました。
現代のSUVブームとジープ
現在、SUV市場は活況を呈しており、ジープはその中でも特に人気を集めています。かつての「チェロキー」のように、戦略的な価格設定と魅力的なモデル展開で、更なる成長が期待されています。
ジープは、単なる車ではなく、ライフスタイルを表現するアイテムとして、多くの人々に愛されています。その人気は、これからも続くでしょう。