PPIスイッチOTC薬、ついに3製品!タケプロンs発売開始!
PPIスイッチOTC薬、選択肢が拡大!
アリナミン製薬は、プロトンポンプ阻害剤(PPI)「タケプロン」のスイッチOTC薬である「タケプロンs」を8月1日に発売すると発表しました。これにより、PPIスイッチOTC薬は3製品となり、消費者の選択肢が広がります。
PPIは、胃酸の分泌を抑える効果があり、胸やけや胃痛などの症状緩和に用いられます。これまで医療用医薬品として処方されていたPPIが、スイッチOTC薬として薬局で購入できるようになったことで、より手軽に症状を緩和できるようになりました。
タケプロンsの特徴
タケプロンsは、有効成分としてランソプラゾールを含有しています。ランソプラゾールは、PPIの中でも効果が高く、持続時間が長いとされています。また、タケプロンsは、1日1回、1錠を服用することで効果を発揮します。
PPIスイッチOTC薬の注意点
PPIスイッチOTC薬は、手軽に購入できる一方で、注意点もあります。まず、服用前に必ず添付文書をよく読み、用法・用量を守って服用してください。また、症状が改善しない場合や、副作用が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
特に、以下のような方は、PPIスイッチOTC薬の服用について医師または薬剤師に相談してください。
- 妊娠中または授乳中の方
- 他の薬を服用している方
- 胃腸の病気を持っている方
- 高齢者
今後の動向
厚生労働省では、ボノプラザンなど、他のPPIについてもスイッチOTC化の検討を進めています。今後、PPIスイッチOTC薬の種類が増えることで、消費者のニーズに合った選択肢が提供されることが期待されます。
また、医薬品の適正使用に関する情報提供も重要となります。薬剤師による丁寧なカウンセリングや、添付文書のわかりやすい記載など、消費者が安心して医薬品を使用できる環境整備が求められます。