炎鵬、再起への道は険し!黒星発進も「1日の重み」を胸に次を見据える
大相撲名古屋場所初日、東幕下16枚目の炎鵬が、西幕下15枚目の福崎にはたき込みで敗れ、黒星スタートとなりました。かつて幕内を沸かせた人気力士の関取復帰への道のりは、厳しい幕開けとなりました。
新会場での緊張感と焦り
新会場のIGアリーナでの一番について、炎鵬は「初めてでしたけど、いい緊張感でいつも通り土俵に上がれた」とコメント。立ち合いで強く当たって前に出ましたが、「途中までいい流れだったと思うけど、足が出なかった。ちょっと焦りすぎた」と悔しさを滲ませました。
脊髄損傷からの復帰、そして1年
脊髄損傷による7場所連続休場からの復帰から1年。炎鵬は「1年前と比べれば別人のように良くなっている。心も体も強くなった」と復調を実感している一方で、「終わってみれば、1年は早いなって。それだけ早く時は過ぎてしまうということ。1日の重みは今まで以上に感じているし、それが硬さになったりする時もあるかもしれないけど、乗り越えないといけないので頑張っていきたい」と決意を新たにしました。
18歳福崎に敗れるも前向き
対戦相手の福崎は、幕下最下位格付け出しの初土俵から3場所目の18歳。その若さに敗れた炎鵬ですが、「1日は早い。それだけ早く時が過ぎてしまう。1日、1日を大切にしないと。1日の重みを、今まで以上に感じて頑張りたい」と落ち着いた口調で語り、次の取組を見据えていました。
再十両を目指す炎鵬。黒星発進となりましたが、怪我を乗り越え、再び土俵を沸かせる姿に期待が高まります。