米価高騰は終焉?2025年産米、大幅増産でスーパー価格に影響か!

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2025年産の主食用米の生産量が大幅に増加する見込みです。農林水産省の発表によると、全国38道府県で作付面積を増やす意向があり、全体の生産量は前年比56万トン増の735万トンに達する見込みです。

米価高騰の背景と増産の理由

昨年来の米価高騰を受け、農家の生産意欲が高まり、飼料用米や麦、大豆からの転換が進んだことが、今回の増産の主な理由と考えられます。6月末時点の農水省の調査では、作付面積は前年比10.4万ヘクタール増の136.3万ヘクタールとなる見込みです。

スーパーの店頭価格に影響?

秋以降に出荷が本格化し、市場に出回る量が増えれば、スーパーなどの店頭価格が下落する可能性があります。56万トンの増加量は、約1ヶ月分の国民の消費量に相当します。

今後の課題と展望

コメの不足感解消は歓迎される一方、農家にとってはようやく上がった米価です。供給が需要を上回る状況が続けば、価格が過度に下がる懸念もあります。政府はコメ輸出を30年に約35万トンとする目標を掲げていますが、海外産との価格競争も激化するでしょう。農家の経営安定や担い手確保策を含め、増産には練り込まれた戦略が不可欠です。

コメが転換点を迎えている今、農政をどうするかという本質的な議論が求められています。

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