山手線でモバイルバッテリー炎上!電車遅延、乗客5人軽傷の真相

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20日夕方、JR山手線の車内で、スマートフォンを充電中のモバイルバッテリーから火災が発生し、乗客5人が軽い怪我を負う事故が発生しました。この影響で、山手線は内回りが約2時間、外回りが約1時間にわたって運転を見合わせ、多くの利用者に影響が出ました。

事故の状況

警視庁とJR東日本によると、事故は午後4時過ぎ、新宿駅と新大久保駅の間を走行中の山手線内回りの電車内で発生しました。乗客がスマートフォンを充電していたモバイルバッテリーが突然発火し、火はすぐに消火器で消し止められましたが、所有者の30代女性が手に火傷を負うなど、乗客5人が軽い怪我をしました。

事故発生時、車内は一時騒然となり、一部の乗客は線路上に降りる事態となりました。駅員が誘導を行い、乗客は最寄りの新大久保駅まで避難しました。また、山手線の運転見合わせの影響は他の路線にも及び、中央線や埼京線なども一時運転を見合わせましたが、順次再開しています。

目撃者の証言

事故当時、車両に乗り合わせていた男性が撮影した映像には、袋状のものから白い煙が出ている様子が記録されています。乗客と見られる人が消火器を使って消火を試みる様子も確認できます。男性は「最初は誰かが刺されたのかと思って驚きました。手提げ袋に入っていたモバイルバッテリーのようなものから煙が出ていたように見えました」と当時の状況を語っています。

モバイルバッテリーの安全な使用について

今回の事故を受けて、モバイルバッテリーの安全な使用方法について改めて注意喚起が必要です。モバイルバッテリーは、衝撃や高温に弱く、不適切な使用方法によっては発火する危険性があります。以下の点に注意して、安全に使用しましょう。

  • モバイルバッテリー本体に傷や膨らみがないか確認する
  • 高温多湿な場所での使用や保管は避ける
  • 充電中は周囲に可燃物を置かない
  • 落としたり、強い衝撃を与えたりしない
  • 異常を感じたら使用を中止する

今回の事故は、モバイルバッテリーの危険性を改めて認識する機会となりました。安全な使用を心がけ、同様の事故を防ぐように努めましょう。

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