S&P500が史上最高値を更新!ビッグテック決算とトランプ関税の影響は?
今日の株式市場では、S&P 500が史上初めて6,300を超え、ナスダックも記録を更新しました。これは、ウォール街がビッグテック企業の決算発表で賑わう週の始まりであり、トランプ大統領の関税をめぐるリスクが引き続き注視されているためです。
ナスダックは好調、S&P 500は記録更新
ハイテク株中心のナスダックは約0.4%上昇し、先週の成長株ラリーの記録をさらに更新しました。S&P 500は0.1%上昇し、史上初めて6,300を超えて取引を終えました。一方、ダウ工業株30種平均は上げ幅を縮小し、ほぼ横ばいで引けました。
今週の焦点:ビッグテック決算と米国の貿易政策
今週の投資家の焦点は、主に2つのトピックに集中しています。一つは米国の貿易政策の明確化であり、投資家はテクノロジー大手企業の決算発表を待ちながら、関税の実施を見守っています。もう一つは、アルファベット(GOOG)とテスラ(TSLA)が水曜日に第2四半期のアップデートを発表することで、これは「Magnificent Seven」の中で最初の報告となります。好調な業績は、AI成長に焦点が当てられた市場のバリュエーションを正当化し、過去のテックバブルとの比較を再び引き起こす可能性があります。
貿易戦の行方
貿易面では、EUが米国との貿易協定に失敗した場合、報復措置の範囲を拡大すると伝えられています。ブルームバーグによると、EUはトランプ大統領の関税が8月1日に実施される前に交渉の膠着状態を打開するために、不均衡な合意を受け入れる用意があるとのことです。しかし、トランプ大統領の強硬姿勢と、譲歩に対するEU加盟国の反対が、合意への期待を弱めています。
ルトニック商務長官の発言
週末、ハワード・ルトニック商務長官は、新たな関税の8月期限を再確認し、コンプライアンスの「最終期限」と呼びました。その上で、その日以降も協議を継続することを検討していると述べました。
一方、クリーブランド・クリフス(CLF)とベライゾンCから堅調な四半期決算が発表されました。