蓮池薫さん、拉致から47年。署名活動で訴え!政府への切実な願い
北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さんが拉致から47年を迎えるにあたり、地元新潟県柏崎市で署名活動を行いました。早期救出を求める蓮池さんの切実な訴えとは。
拉致現場近くでの署名活動
蓮池薫さんは、1978年7月31日に柏崎市の海岸で拉致されました。2002年に帰国を果たしましたが、未だ多くの被害者が帰国できていません。拉致から47年となる今、蓮池さんは拉致現場近くで署名活動に参加し、政府に対し具体的な行動を強く求めました。
署名活動では、蓮池さんが協力を呼びかけると、多くの人が応じました。「応援しています」と直接声をかける人もおり、拉致問題への関心の高さが伺えます。
残された時間との闘い
拉致被害者の親世代は高齢化が進んでいます。今年2月には有本恵子さんの父、明弘さんが再会を果たせないまま亡くなり、政府認定被害者の親で健在なのは横田めぐみさんの母、早紀江さんただ一人となりました。時間との闘いの中、蓮池さんは政府に対し、迅速な対応を強く求めています。
蓮池さんの訴え
蓮池さんは「北朝鮮に対し、『私たちは拉致問題を絶対に忘れていない』とメッセージを送ることが大事です。日本政府は、参議院選挙後の政局とは別に、どうやってこの問題を動かすか真剣に考えて行動に移してほしい」と語りました。拉致問題解決に向けた強い決意が伝わってきます。
また、柏崎市で行われた花火大会の会場でも署名活動に参加。「あらゆる手段を総動員しなければ解決できないという危機感から参加した。国が無力なので、我々が世論を喚起していくしかない」と語りました。
新著「日本人拉致」
蓮池さんは拉致問題の解決に向け、講演活動を行うとともに、新著「日本人拉致」を出版し、拉致問題の実態を伝えています。拉致問題への理解を深め、解決に向けた世論を喚起する活動を続けています。
- 拉致問題は決して風化させてはならない
- 被害者家族の高齢化が進んでいる
- 政府は具体的な解決策を早急に講じるべき