住宅ローン金利変動速報! 返済額が変わらない裏技と注意点とは?
変動金利型住宅ローン、金利上昇でも返済額が変わらない?
最近、住宅ローンの金利上昇に関するニュースをよく目にしますよね。変動金利型住宅ローンを利用している方は、金利が上がると返済額が増えるのが一般的です。しかし、友人の中には「金利が0.1%上がったのに、返済額は変わらない」という人もいるかもしれません。一体なぜでしょうか?
この記事では、4000万円の住宅ローンを変動金利で借りている場合を想定し、金利が0.1%上昇した場合の影響をシミュレーションしながら、返済額が据え置かれる仕組みと注意点について解説します。
金利が0.1%上昇すると、返済額はいくら変わる?
まずは、金利上昇によって返済額がどれくらい変わる可能性があるのか、シミュレーションしてみましょう。例えば、以下の条件で住宅ローンを組んだとします。
- 借入金額:4000万円
- 返済期間:35年
- 金利タイプ:変動金利
この場合、金利が2.1%だと月々の返済額は約13万4567円ですが、金利が2.2%に上がると約13万6647円になります。つまり、金利が0.1ポイント上がると、月々の返済額は約2000円増加する計算になります。年間では約2万4000円、35年間で見ると100万円近くの差が出る可能性もあるのです。
返済額が変わらない理由:「5年ルール」とは?
変動金利型の住宅ローンには、一般的に「5年ルール」というものが存在します。これは、金利が変動しても、5年間は返済額が変わらないというルールです。ただし、5年ごとに返済額が見直される際に、返済額が大幅に増える可能性もあります。また、「125%ルール」というものもあり、これは、返済額が前回の125%を超えないようにするというものです。これらのルールがあるため、金利が上昇してもすぐに返済額が増えるとは限らないのです。
注意点
金利が上昇しても返済額が変わらないからといって、安心はできません。将来的に金利が大幅に上昇した場合、返済額が急増する可能性があります。また、未払い利息が発生する可能性もあります。住宅ローンの契約内容をしっかりと確認し、金利変動のリスクを理解しておくことが重要です。
2025年7月 住宅ローン金利予測と中古マンション市場の動向
マンションリサーチ株式会社とホームローンドクター株式会社の調査によると、2025年7月にかけて住宅ローン金利が上昇する可能性があるとのことです。特に東京都においては、マンション価格も高止まりしており、買い手を選ぶ時代に突入していると言えるでしょう。
変動金利の動向を注視しつつ、固定金利も視野に入れ、慎重に住宅購入を検討することが重要です。