オルツ、売上高9割が不正計上!? AI議事録サービスに何が?【速報】

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AI新興オルツ、衝撃の不正会計発覚!

AI議事録サービス「AI GIJIROKU」で知られるAI開発企業オルツが、過去の決算で計上した売上高の最大9割が過大計上によるものだったと発表し、衝撃が走っています。東京証券取引所は、オルツを上場廃止基準に抵触する恐れがある「監理銘柄(審査中)」に指定しました。

第三者委員会の調査によれば、2020年12月期から5年間、売上高が大幅に水増しされていたとのこと。例えば、24年12月期の売上高は60億円と開示されていましたが、そのうち82%にあたる49億円が過大計上だったことが判明しました。23年12月期、22年12月期も同様に、売上高の9割以上が過大計上だったようです。

循環取引の実態

調査の結果、一部の販売パートナーから受注した案件において、有料アカウントが実際には使われていなかったことが明らかになりました。オルツは広告宣伝費や研究開発費の名目で資金を支出しましたが、広告代理店を経由して販売パートナーから売上代金を回収する「循環取引」を行っていた疑いがあります。

グロース市場への影響は?

オルツは2024年10月に東証グロース市場に上場したばかり。今回の不正会計疑惑は、東証グロース市場の信頼を揺るがす事態とも言えます。東証は、新興市場にリスクマネーを呼び込むため、上場維持基準の厳格化を進めていますが、今回の事件は、今後のベンチャー振興に向けた動きに水を差す可能性も指摘されています。

オルツの主力商品であるAI議事録サービスは、多くの企業で導入されており、顧客数は9000社を超えるとされていました。今回の不正会計疑惑が、顧客や投資家にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。

今後の展開

オルツは、28日に詳細な報告書を開示する予定です。第三者委員会の報告を精査し、今後の経営体制や事業戦略について、早急な対応が求められます。

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