最低賃金、全国平均1100円超えへ!物価高騰で賃上げ待ったなし?
物価高騰が続く中、2025年度の最低賃金が大幅に引き上げられる見通しです。厚生労働省の中央最低賃金審議会は、連日熱い議論を交わしており、全国平均で1100円を超える可能性が高まっています。
最低賃金引き上げの背景
近年、物価の上昇が著しく、家計を圧迫しています。特に、食料品やエネルギー価格の高騰は、低所得者層にとって深刻な問題です。こうした状況を受け、労働組合を中心に、最低賃金の引き上げを求める声が強まっています。
労使間の隔たりは?
最低賃金の引き上げ幅については、労働者側と使用者側で意見の隔たりがあります。労働者側は、物価上昇に見合う大幅な引き上げを求めていますが、使用者側は、企業の経営状況を考慮し、慎重な姿勢を示しています。しかし、全体としては、引き上げの必要性については労使間で認識が一致しています。
越境バイトの実態
最低賃金は都道府県によって異なり、地域によっては100円以上の差が生じることもあります。そのため、より高い時給を求めて、県境を越えてアルバイトをする人も少なくありません。特に、都市部近郊の地域では、こうした「越境バイト」が活発化しています。茨城県から千葉県へアルバイトに通う三谷さんの例にあるように、交通費を差し引いても、高い時給の方がメリットが大きいという判断が働いています。
今後の見通し
中央最低賃金審議会は、今後も議論を重ね、2025年度の最低賃金の目安額を決定する予定です。物価高騰が続く中、最低賃金の引き上げは、低所得者層の生活を支える上で重要な役割を果たすと考えられます。今後の審議会の動向に注目が集まります。
参考資料
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