三菱電機、11年ぶり大展示会!AI搭載の新型加工機に迫る
三菱電機が名古屋で11年ぶりとなる大規模な産業機械の展示会を開催し、注目を集めています。会場では、省人化や自動化に対応した最新技術が多数展示され、多くの来場者で賑わっています。
注目の新型ワイヤ放電加工機
今回の展示会で最も注目されているのは、新たに発売される新型ワイヤ放電加工機です。この加工機には人工知能(AI)が搭載されており、熟練の技術者でなくても簡単に高品質な加工ができるように設計されています。複雑な加工条件の設定が不要になり、メンテナンス機能も向上しているため、連続加工時間を大幅に増やすことが可能です。
この新型加工機は、チタンやタングステンなどの難削材と呼ばれる金属の加工に特に優れており、金型や半導体向けの部品加工など、幅広い分野での活躍が期待されています。三菱電機は、この新型加工機で年間1200台の販売を目指しています。
自動化設備の展示も充実
展示会では、ワイヤ放電加工機以外にも、様々な自動化設備が展示されています。これらの設備は、製造現場における省人化や効率化に大きく貢献することが期待されており、多くの企業関係者が熱心に見学していました。
目標成約額は10億円
三菱電機は、今回の展示会での目標成約額を10億円に設定しています。全国から顧客を動員するためにバスツアーを敢行するなど、積極的な集客活動を展開しています。来場者数は1000人以上を見込んでおり、大きな成果が期待されています。
13年ぶりの新商品も公開
三菱電機メカトロニクスフェアでは、13年ぶりの新商品であるワイヤ放電加工機が初公開されました。また、新機能が搭載されたファイバーレーザー加工機と金属3Dプリンターも発表され、会場を盛り上げました。
三菱電機は、今回の展示会を通じて、最新技術をアピールし、更なる事業拡大を目指していく方針です。