青柳晃洋、ヤクルト入団!電撃復帰の裏側と神宮への想い
阪神タイガースからメジャーリーグに挑戦していた青柳晃洋投手が、ヤクルトスワローズと正式に契約合意し、電撃的にNPBに復帰しました。都内の球団事務所で行われた入団会見では、背番号99を背負い、新たなスタートを切る決意を表明しました。
メジャー挑戦の苦悩と決断
昨オフにポスティングシステムを利用してフィリーズとマイナー契約を結んだ青柳投手でしたが、メジャー昇格は叶わず、苦渋の決断で帰国を決意しました。2A降格後、MLB球団を探し続けたものの、契約に至らず、家族の存在も考慮し、NPB復帰を決めたと語っています。「月10万円で野球はできない」という率直な言葉からは、プロ野球選手としての現実と、家族を支える責任感が垣間見えます。
ヤクルトへの入団、そして神宮球場
ヤクルト入団を決めた理由について、青柳投手は「本当に僕のことを必要としてくれた」と語り、球団のアットホームな雰囲気に魅力を感じていることを明かしました。また、古巣・阪神の藤川球児監督からも激励を受け、温かいエールに感謝の気持ちを示しました。
入団会見後、早速一軍の試合前練習に合流した青柳投手。しかし、練習開始直後から大雨に見舞われ、伊藤智仁投手コーチから「青柳来たから雨ちゃうか」と早速いじられる場面も。阪神時代から「雨柳さん」の異名を持つ青柳投手らしいエピソードです。
神宮で輝きを取り戻せるか
昨シーズン、そして今シーズンも規定投球回に到達した投手がいないヤクルトにとって、青柳投手の加入は先発陣の強化に繋がる大きな戦力となります。かつて阪神で最多勝や最優秀防御率などのタイトルを獲得した実力を持つ青柳投手が、神宮球場でどのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。
- 背番号: 99
- 主な実績: NPB史上初の2年連続最多勝&最高勝率(2021-2022), 最優秀防御率(2022)
- 意気込み: 「しっかりとした投球、元気な姿を見せるのが一番。NPB自体も盛り上げていけたら」