大塚商会が絶好調!過去最高の業績を3年連続で更新した理由とは?
大塚商会が発表した最新の業績報告は、市場を驚かせるものでした。2025年度上半期(1月~6月)の連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて、前年同期比で大幅な増加を記録し、3年連続で過去最高を更新しました。特に売上高は22.0%増の6951億円、営業利益は26.6%増の491億円という驚異的な数字です。
業績好調の背景
この好調の主な要因として、Windows 10のサポート終了に伴うPCの買い替え需要が挙げられます。PCの販売台数は前年同期比で1.4倍に増加し、業績に大きく貢献しました。しかし、大塚裕司社長は「PCの特需の影響で粗利率は1.4ポイントダウンした」とも述べており、今後の課題も示唆しています。
SI事業とサービス&サポート事業も好調
セグメント別に見ると、SI事業が27.8%増の4901億円、サービス&サポート事業が10.1%増の2050億円と、両事業ともに堅調な伸びを見せています。企業のIT投資意欲が底堅いことが、この成長を支えていると考えられます。
株価も大幅上昇
業績好調を受けて、大塚商会の株価も大幅に上昇しました。一時、前週末比393円(13.53%)高の3296円を付け、市場の注目を集めています。2025年12月期の連結営業利益が前期比16%増の862億円になるという上方修正も、株価上昇を後押ししました。
- 売上高:前年同期比22.0%増
- 営業利益:前年同期比26.6%増
- 経常利益:前年同期比25.7%増
- 当期純利益:前年同期比26.7%増
大塚商会の今後の成長戦略にも注目が集まります。クラウドカンパニーとしての地位を確立し、さらなる事業拡大を目指す同社の動向から目が離せません。