姫路の壁崩壊!50年隔てた男女校、生徒代表がハンマーで未来を拓く
兵庫県姫路市で、半世紀にわたり賢明女子学院中学・高校と淳心学院中学・高校を隔てていたブロック塀が撤去されました。生徒代表がハンマーで壁の一部を破壊し、長年の分断に終止符を打ちました。
50年の壁、ついに崩壊
隣接する賢明女子学院と淳心学院は、約50年前に設置されたブロック塀によって隔てられていました。この壁は、両校の生徒にとって交流を阻む象徴的な存在でした。
生徒たちの感慨
撤去セレモニーに参加した生徒たちは、「こんな日が来るとは思わなかった」と感慨深げに語りました。賢明女子学院高2年の溝口紗矢さんは「交流が増えそうでわくわくしている。体育祭を合同で開きたい」と期待を寄せ、淳心学院高2年の小池航史さんは「目に見える形で両校のつながりが深まることになるのでよかった」と話しました。
教育連携協定で未来へ
両校は今年4月に「教育事業連携協定」を締結し、教育交流と協力体制の構築を目指しています。塀の撤去はその一環で、今後は放課後や夏休み期間中の共通講座開設、教員の合同研修などに取り組む予定です。
- 文化祭の相互出演
- 合同弁論大会
- 共通講座開設
- 教員の合同研修
カトリック教育を基盤とする両校は、今回の壁の撤去を機に、より一層の連携を深め、生徒たちの成長を支援していくことでしょう。