INPEX株価急騰の裏側!自社株買い&増配で何が?
INPEXが発表した自社株買いと増配のニュースは、市場に大きなインパクトを与えました。一体何が起こっているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
INPEX、大規模な自社株買いと増配を発表
INPEXは8月8日、発行済み株式の4.17%に相当する5000万株、総額800億円を上限とする自社株買いを決議したと発表しました。取得期間は8月12日から12月31日までです。さらに、年間配当予想を従来の1株当たり90円から100円に引き上げました。前期実績は86円でした。
業績予想の上方修正が背景に
今回の自社株買いと増配の背景には、業績予想の大幅な上方修正があります。2025年12月期通期の連結営業利益予想を従来の9160億円から1兆0850億円に修正。これは、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトなどの生産状況が順調に進捗していること、そして下半期の販売量見通しや原油価格・為替の前提条件を見直したことが要因です。
原油価格の見通しも上方修正
INPEXは、通期の原油(ブレント)価格予想も1バレル当たり65ドルから69ドルに引き上げました。これは、今後の原油市場に対する強気な見通しを示唆しています。
今後のINPEXに注目
INPEXの今回の発表は、同社の経営状況が安定しており、株主還元に積極的な姿勢を示していることを意味します。今後の株価動向や、エネルギー市場におけるINPEXの戦略に注目が集まります。