楽天グループ赤字脱却なるか?!モバイル事業改善で未来は変わる?
楽天グループ、半期決算で赤字続くもモバイル事業に光明!
楽天グループは、今年1月から6月までの半期決算を発表しました。売上高は過去最高の1兆1590億円と好調だったものの、最終損益は1244億円の赤字となりました。これは6年連続の赤字となります。
しかし、希望の光も見えています。課題となっていた携帯電話事業、すなわち楽天モバイルが契約回線数を伸ばし、赤字幅を縮小させているのです。楽天モバイルは、2025年末までに契約回線数1000万件を目指しており、三木谷社長は「減価償却の費用などを除いた損益の指標でみれば、通期での黒字化は確実にできると思っている」と述べています。
モバイル事業の改善が鍵
楽天モバイルの赤字幅縮小は、楽天グループ全体の信用力回復に繋がる可能性があります。2025年4-6月期(第2四半期)では、モバイル事業セグメントの損失は454億円(前年同期は606億円の赤字)まで改善しました。契約回線数は前四半期比約4%増の897万回線となり、1ユーザー当たりの売り上げ(ARPU)も改善しています。
楽天グループは、2025年に満期を迎える有利子負債について、資金を確保済みであり、国内債の発行も再開するなど、財務基盤の強化を進めています。今後のモバイル事業の成長と財務改善が、楽天グループ全体の黒字化への鍵を握ると言えるでしょう。
- 売上高は過去最高も最終赤字は6年連続
- 楽天モバイルの契約回線数増加と赤字幅縮小
- 財務基盤強化で将来への投資を促進