コムアイさん、母の死を経て「被爆3世」としての意識が芽生えた理由
コムアイさん:「水曜日のカンパネラ」元ボーカルが語る平和への想い
人気音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の元ボーカルであり、現在はソロアーティストとして活躍するコムアイさんが、「被爆3世」としての意識が芽生えたきっかけと、平和への想いを語りました。
コムアイさんの母方の祖父は、広島で原爆に遭われた被爆者でした。高校時代には被爆者の方々と共に世界各地を巡る船旅に参加した経験もお持ちですが、当時は「3世」としての意識は強くなかったそうです。
母親の死が意識を変えた
しかし、母親を癌で亡くされたことをきっかけに、「自分にも被爆の影響があるかもしれない」と感じるようになったと言います。広島と長崎への原爆投下から80年を迎える今夏、「核廃絶は絶対に必要」と強く訴えるコムアイさんに、その胸の内を聞きました。
コムアイさんは、祖父が被爆者であったにも関わらず、被爆に関する詳しい話をほとんど聞いたことがなかったそうです。祖父にとっては辛い記憶であり、触れたくなかったのでしょう。しかし、コムアイさんは今になって、もっと祖父から話を聞いておくべきだったと後悔の念を抱いています。
平和への願いを発信し続ける
コムアイさんは、自身の経験を通して、戦争の悲惨さ、平和の尊さを改めて認識したと言います。今後は、音楽活動を通して、平和へのメッセージを発信し続けていきたいと語っています。
- 被爆3世としての自覚
- 母親の死が意識を変えた
- 平和への願いを発信
コムアイさんの活動を通して、若い世代にも戦争の記憶が受け継がれ、平和への意識が高まることを期待します。