電通グループ、まさかの赤字転落!株価と配当への影響は?
電通グループが業績予想を大幅に下方修正し、市場に衝撃が走っています。2025年12月期の連結最終損益は、従来の100億円の黒字予想から一転、754億円の赤字となる見通しとなりました。これは、前期の1921億円の赤字からは縮小するものの、3年連続の赤字となります。
赤字転落の背景
今回の業績下方修正の背景には、広告市場の競争激化や、グローバルでの事業再編コストなどが考えられます。特に、4-6月期(2Q)の連結最終損益は799億円の赤字と大きく落ち込み、売上営業損益率も前年同期の3.2%から-18.3%へと急激に悪化しました。
株価と配当への影響
業績の下方修正を受けて、電通グループの株価は大幅に下落する可能性があります。また、従来の年間配当139.5円の計画は未定に変更され、投資家への影響も懸念されます。
今後の見通し
電通グループは、下期(7-12月期)の連結最終損益を17.5億円の赤字に縮小させる計画です。事業構造改革やコスト削減などを通じて、収益性の改善を図るとしていますが、今後の市場動向や競争環境によっては、さらなる業績悪化も考えられます。
他社への影響
今回の電通グループの業績下方修正は、広告業界全体への影響も懸念されます。フジテレビの親会社も営業赤字を発表するなど、広告収入の減少が他の企業にも影響を与えている可能性があります。また、トヨタ自動車も関税の影響で純利益を下方修正するなど、様々な業界で業績の修正が相次いでいます。
今後の電通グループの動向、そして広告業界全体の変化に注目が集まります。