シダマツペア、世界選手権で有終の美!感動の銅メダル獲得の舞台裏
バドミントンの世界選手権(フランス・パリ)は30日、各種目の準決勝が行われ、女子ダブルスで志田千陽選手と松山奈未選手の「シダマツ」ペアが、マレーシアのペアとの激闘の末、惜しくも敗れました。しかし、3位決定戦がないため、シダマツペアは銅メダルを獲得し、ペアとしての最後の大会を感動的な形で終えました。
「シダマツ」ペア、最後の世界選手権
世界ランキング3位のシダマツペアは、世界2位のマレーシアのペア、パーリー・タン選手とムラリタラン・ティナ選手と対戦。第1ゲームは21-14で先取しましたが、第2ゲームを13-21で落とし、勝負はファイナルゲームへ。
最終ゲームは、相手ペアの緩急をつけたショットに苦しみ、12-21で落とし、ゲームカウント1-2で敗れました。決勝進出はなりませんでしたが、最後まで諦めずに戦い抜いたシダマツペアに、会場からは惜しみない拍手が送られました。
試合後のコメント
試合後、志田選手は「最後まで戦った結果だから受け止めている。我ながら立派にやった」と胸を張りました。松山選手は涙ながらに「これで終わりか……という。決勝(を戦い)、優勝したかったなという気持ちでした」と語りました。
- 志田千陽選手:「第1ゲームは、すごくいい集中力でできていました。勝ちを持ってこれなかったのは悔しいけど、ここまで戦えたことはすごくよかった」
- 松山奈未選手:「自分のミスも目立ってしまった。もっと何かできたかもしれない」
岩永・中西ペアも銅メダル獲得
また、世界9位の岩永鈴選手と中西貴映選手のペアも、準決勝で敗れましたが、銅メダルを獲得しました。日本女子ダブルスの層の厚さを示す結果となりました。
シダマツペアは今大会限りでペアを解消しますが、それぞれの今後の活躍が期待されます。感動をありがとう、シダマツペア!