パラオ便就航&戦時体験小説受賞!パラオ関連ニュース速報
ナウル航空、クラーク-パラオ便を就航!
フィリピンのクラーク国際空港を運営するルソン・インターナショナル・プレミア・エアポート・デベロップメント(LIPAD)は、ナウル航空がクラークとパラオを結ぶ定期便を就航したと発表しました。毎週金曜日にパラオのロマン・トメトゥチェル国際空港(パラオ国際空港)とクラーク空港を往復します。海外出稼ぎ労働者(OFW)にとって、乗り継ぎの選択肢が増えることは朗報です。
倉敷市の男性、パラオからの帰還体験を基にした小説が受賞!
太平洋戦争末期にパラオから命からがら帰還した倉敷市の田邉泉さん(89歳)が、自身の体験を基に書いた小説「命の一升瓶 パラオからの引揚船」で日本自費出版文化賞のシルバー特別賞を受賞しました。この小説は、1944年7月までパラオで生活していた日本人の家族が、北九州の門司港へ引き揚げるまでの72日間を描いたものです。当時8歳だった田邉さんの記憶と亡き父の日記を基に執筆されました。
田邉さんは「最終選考の候補に残っただけでも驚きですが、シルバー特別賞をいただけてとてもうれしいです。父の日記を見ながら書いたので、父と一緒に受賞できたような気持ち。今もパラオから帰還した時の体験について講演していますが、語り継いでいくことが大事だと思うので、この本をもとにしながら『戦争は悪』『平和がいいに決まっている』と話していきたい」とコメントしています。
パラオへの関心が高まる今、歴史を振り返る
新たな航空路線の開設と、戦争体験を語り継ぐ小説の受賞。パラオという国に、今、改めて注目が集まっています。美しい自然と、悲しい歴史。両方を心に刻み、未来へと繋げていくことが大切です。
- パラオへのアクセスが向上
- 戦争の記憶を風化させない
- 平和の尊さを次世代へ