王鵬、4場所ぶり勝ち越し!大嶽親方への感謝と決意【大相撲秋場所】
大相撲秋場所13日目、王鵬が竜電を破り、見事4場所ぶりの勝ち越しを決めました。初場所で12勝を挙げて以来の好成績で、春場所以来の三役復帰へ大きく前進しました。取組後、王鵬は「15日間全部勝つつもりで取っている」と力強く語りました。
今場所は、王鵬の師匠である大嶽親方(元十両・大竜)が定年を迎える場所でもあります。王鵬は「わがままを言っても“一回やってみろ”と好きなようにやらせてもらえる」と、日頃から親方への感謝の気持ちを抱いていることを明かしました。惜別の場所での好成績については、「人のために頑張るのは苦手。自分のために頑張る」と、自身の信条を語りました。
王鵬は、はたき込みで竜電を破りました。立ち合いから鋭く攻め込み、相手に何もさせない圧勝でした。この日の勝利で、王鵬は8勝5敗となり、勝ち越しを決めました。
他の力士の動向としては、琴桜が横綱豊昇龍を寄り切りで破り、1敗を守りました。若隆景は大の里に敗れ、大関昇進への道は厳しくなりました。友風は6年ぶりに幕内で勝ち越しを決め、感無量の様子でした。
王鵬、三役復帰へ視界良好
今回の勝ち越しで、王鵬の三役復帰はほぼ確実となりました。春場所では怪我で不本意な成績に終わってしまいましたが、今場所は持ち前の力を発揮し、見事に復活を遂げました。今後の活躍にも期待が高まります。
大嶽親方の定年
長年、王鵬を支えてきた大嶽親方の定年は、相撲界にとっても大きな出来事です。王鵬の活躍が、親方への何よりの恩返しとなるでしょう。
- 琴桜:豊昇龍を破り1敗をキープ
- 若隆景:大の里に敗れ、大関昇進は厳しく
- 友風:6年ぶりに幕内勝ち越し