水木しげる展、鹿児島で開催!鬼太郎誕生秘話&戦争体験に迫る

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「ゲゲゲの鬼太郎」で国民的漫画家となった水木しげるさんの展覧会が、鹿児島県湧水町の霧島アートの森で9月23日まで開催されています。会場には、水木さんの直筆漫画原稿など約350点が展示され、その創作の源泉に触れることができます。

鬼太郎誕生の瞬間を目撃

特に注目すべきは、1966年に発表された「墓場の鬼太郎」の原稿です。後の代表作となる「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公、鬼太郎の誕生シーンが、水木しげるならではの迫力あるタッチで描かれています。鬼太郎ファンにとっては見逃せない貴重な資料と言えるでしょう。

戦争体験を描いた「総員玉砕せよ!」

また、1973年発表の「総員玉砕せよ!」の原稿39点も展示されています。この作品は、水木自身の戦争体験に基づき、食料不足や理不尽な命令、そして敵の爆撃で左腕を失った経験が生々しく描かれています。漫画を通して、戦争の悲惨さを改めて感じることができるでしょう。

水木しげるの人となりが伝わる書画

88歳の米寿の記念に描かれた書画には、鬼太郎や目玉おやじのイラストと共に「なまけ者になりなさい」といった水木さんらしいメッセージが添えられています。ユーモアと人生哲学が込められた言葉は、多くの人に勇気を与えてくれるでしょう。

東京でも謎解きラリー開催中!

東京都千代田区のしょうけい館では、2025年9月7日まで水木しげるの言葉を探す謎解きラリーが開催されています。水木しげるの戦争体験を学びながら、鬼太郎グッズをゲットできるチャンスです。九段下駅から徒歩圏内ですので、ぜひ足を運んでみてください。

水木しげるさんの長女である原口尚子さんは、「水木は鹿児島の郷土菓子のあくまきにきな粉をつけて食べるのが好きでした。映像の展示もあるのでぜひ楽しんでください」と語っています。

この夏、水木しげるの世界に浸ってみませんか?

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