新庄監督の奇策&清宮の逆転打!日ハム、首位奪還でファン歓喜!
北海道日本ハムファイターズが、首位攻防戦で福岡ソフトバンクホークスに勝利し、首位を奪還しました。試合はシーソーゲームとなりましたが、新庄剛志監督の奇策と、清宮幸太郎選手の土壇場での逆転打が光りました。
新庄監督の陽動作戦?リストバンドに注目!
新庄監督は、試合中に“陽動作戦”とも思われる行動を見せました。2回、1死二、三塁の場面で、松本剛選手の打席でベンチに座っていた新庄監督は、左腕に赤いリストバンドを2つ付けて笑みを浮かべました。これは、オールスターで達孝太投手が中継席に座った際、左腕にリストバンドを2個つけたらスクイズのサインと漏らしてしまったことを逆手に取ったものでしょうか。
しかし、松本選手は初球からヒッティング。一度もバントの構えをすることなく、追い込まれながらもしぶとく右前へはじき返しました。これが相手の失策を誘って先制点を奪いました。その直後、水野選手の打席で鮮やかなスクイズを決めました。この時、左腕のリストバンドは一つでした。負けられない首位攻防戦で相手ベンチを惑わす仕掛けを繰り出していたのです。
清宮幸太郎、土壇場で逆転打!
3-4で迎えた8回、2死から郡司裕也選手が中前打、石井一成選手が四球を選び、好機で清宮選手に打席が回りました。152キロを捉えた打球は右中間を抜け、走者2人が生還。逆転の2点三塁打となりました。清宮選手はヒーローインタビューで「ファンの皆さんの声がすごく聞こえていた。その歓声が一押ししてくれたかな」と笑顔を見せました。
先発した同学年の北山亘基投手が粘りながらも8回途中で降板しており、「責任を感じていた。絶対に北山のために打ってやると思っていた」と仲間への思いを口にしました。
北山亘基投手、清宮選手に感謝
北山投手は7回を無失点に抑えましたが、8回に同点打を浴び、悔しい途中降板となりました。その裏、清宮選手の逆転打が飛び出し、「めっちゃうれしかったですし、最後まで諦めない姿をチームメートとして見せてもらった。勝ち越しを許して、へこたれている場合じゃないなっていうか。それを改めて感じた試合だった」と感謝しました。
首位奪還で新庄監督もご満悦
1ゲーム差で迎えたソフトバンクとの首位攻防3連戦。初戦を落とし、首位の座を明け渡していましたが、一夜で奪い返し、新庄監督は「きょうはうれしいね」とご満悦でした。