ピーチ航空、関空に最新訓練施設「モモトレ」開設!安全性とサービス向上へ
ピーチ航空、関西空港に複合訓練施設「モモトレ」をオープン
ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は、関西空港第2ターミナル内に、パイロット、客室乗務員、グランドスタッフの訓練に対応する複合訓練施設「MOMO TRAINING LAB(モモトレ)」を開設しました。運航の安全性とサービス品質の向上、安定的な人材育成の基盤強化が目的です。
モモトレの目玉は、海外で退役したエアバスA320型機の実機を改修した客室モックアップです。これにより、より実践的な環境での訓練が可能となり、緊急時の対応能力向上に繋がります。
「安かろう、悪かろう」からの脱却
7月31日の報道公開で、ピーチの大橋一成CEOは「運賃が安いだけでは満足していただけない。“安かろう、悪かろう”の顧客満足がない会社は永続性がない」と述べ、モモトレ開設の狙いを強調しました。LCCでありながら、高品質なサービスを提供し、顧客満足度を高めることで、持続的な成長を目指す姿勢を示しています。
地上スタッフの自社育成も開始
これまで外部委託していた地上業務(グランドハンドリング)のスタッフ育成も自社で行うことで、サービスの均質化と品質向上を図ります。これにより、よりきめ細やかな顧客対応が可能となり、顧客満足度の向上に貢献することが期待されます。
最新設備で訓練を強化
モモトレには、世界最新レベルの設備が導入されており、これまで他社に委託していた訓練を自社で実施できるようになりました。これにより、コスト削減だけでなく、訓練内容の最適化や柔軟な訓練体制の構築が可能となります。
- 客室モックアップ(A320実機改修)
- フライト訓練装置(FTD)
- その他最新訓練設備
ピーチ航空は、モモトレの開設を通じて、安全性、サービス品質、人材育成のすべてにおいてレベルアップを図り、より進化したLCCを目指します。