エムスリー好調!製薬向け支援で純利益5%増!株価への影響は?
エムスリー、製薬会社向け支援サービスが牽引し好調な業績を発表
エムスリーは、製薬会社および医療機関向けの支援サービスが好調で、2025年4〜6月期の連結決算において、純利益が前年同期比5%増の118億円を達成したと発表しました。デジタルヘルスケア市場におけるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものとしています。
売上高にあたる売上収益は34%増の862億円、営業利益は17%増の197億円と、大幅な増収増益を達成しました。主力のメディカルプラットフォーム事業では、電子カルテをはじめとする医療機関のデジタル化支援が大きく貢献しています。また、医師や薬剤師を対象とした求人・求職支援サービスも堅調に推移し、業績を後押ししました。
海外事業も成長に貢献
海外事業も好調で、北米では治験事業が、欧州ではM&A(合併・買収)による売上増がありました。円高の影響を克服し、グローバルな事業展開が奏功しています。
イーウェルの連結子会社化もプラスに
福利厚生サービスを手がけるイーウェル(東京・千代田)が4月から連結対象となったことも、収益を押し上げる要因となりました。多角的な事業展開が、安定的な成長を支えています。
今後のエムスリーの成長戦略にも注目が集まります。デジタルヘルスケア市場の拡大とともに、さらなる事業拡大が期待されます。
- 製薬会社向けマーケティング支援の強化
- 医療機関のデジタル化支援サービスの拡充
- グローバル展開の加速
これらの戦略を通じて、エムスリーはデジタルヘルスケア市場におけるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものとし、持続的な成長を目指していくと考えられます。