緊急速報!円高急進!FRB利下げ観測と石破首相辞任で市場大混乱
東京外国為替市場:円高の背景
8日の東京外国為替市場は、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が近い将来利下げに踏み切るとの見方が広がり、ドルを売って円を買う動きが活発化しました。これにより、円相場は大きく値を上げました。
午後5時時点での円相場は、先週末と比較して69銭円高ドル安の1ドル=147円52~53銭で取引されています。一方、ユーロに対しては、2銭円安ユーロ高の1ユーロ=173円08~12銭となっています。ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1732~33ドルでした。
市場関係者の見解
市場関係者は、「先週末に発表されたアメリカの雇用統計の内容から、FRBが近く利下げを実施するとの見方が広がり、ドル売り・円買いの動きが加速している。さらに、石破茂首相が辞任する意向を表明するなど、日本の政治状況の先行きが不透明な中、日本銀行の金融政策の動向にも関心が高まっている」と分析しています。
石破首相辞任の影響
石破茂首相の辞任表明は、市場に一定の動揺を与えています。野村証券チーフ為替ストラテジストの後藤祐二朗氏は、「次期政権の政策スタンスが財政拡張や消費税減税に向かう可能性が意識されやすい」と指摘しています。市場は、石破首相辞任後のリフレ政策に身構えている状況です。
今後の展望
今後の為替市場の動向は、FRBの利下げに関する動向、自民党総裁選の行方、そして日本銀行の金融政策に大きく左右されると考えられます。市場参加者は、これらの要素を注視し、慎重な取引を心がける必要がありそうです。